energis2.jpg

見える化を支援します。インスター・イッツ・ジャパンにご相談ください header_logo.GIF

海外から長期に渡り固定価格でバイオマス原料を供給できます。

気楽にグローバル・シーにお問い合わせください。

最近の記事

2019年09月01日

カシューナッツの殻が無色透明材料に 廃棄バイオマスの活用 東京農工大 財経新聞

募集:グローバル・シーはベトナムからこの研究で使われるカシューナッツ
シェルオイル(CNSL)を月に1万5000トン輸入できます。 
記事の詳細は下記です。

東京農工大学大学院の兼橋真二助教、荻野賢司教授、下村武史教授は、
廃棄バイオマスであるカシューナッツの殻から得られる天然油より、
バイオベースポリマーを開発した。

 このポリマーは、材料形成時に環境や人体に有害なホルムアルデヒドや
重金属触媒などの化合物を使用しない。さらに、室温で塗料、フィルム
などへの無溶剤形成が可能で、耐熱性・柔軟性がある。

カシューオイル製品で達成が困難であった光学的無色透明化および物性の
経時変化の抑制に成功している。

■再生可能な非可食バイオマスの利用
 地球温暖化や化石燃料の枯渇などの環境問題を受け、持続可能社会を
実現するために、低炭素社会やバイオマスとの共存を目指すようになった。
中でも量に限りのある化石資源に依存しない、カーボンニュートラル
(炭素循環量が中立であること)かつ再生可能なバイオマスの有効利用が
期待されており、非可食のバイオマスはなおさら注目の的である。

■カシューオイルの光重合
 今回の研究では、カシューナッツのうち非可食であるナッツの殻から
得られる「カシューオイル」に着目している。これを光重合し、室温で
形成可能なバイオベースポリマーを開発した。

 このポリマーは摂氏350度まで熱的に安定で、柔軟性にも富んでいる。
また、これまでのカシュー製品は無色透明化が難しく、物性の継時変化が
大きいという実用的課題があったが、これらの解決にも成功した。

■今後の展開
 この度のバイオベースポリマーは、通常利用されない廃棄バイオマスで
あるカシューナッツの殻を使用したものであった。

そしてホルムアルデヒドや重金属触媒、それに有機溶剤を使用していない。

さらに室温で材料形成可能で透明、柔軟、耐熱、速乾であると大変機能的である。

 そのため、これまでに使用されてこなかった様々な分野での開発や
新規材料開発への展開が期待される。東京農工大学大学院は、未利用
バイオマスを豊富に有する新興国において、新規バイオマス事業の開発に
よる技術支援・経済支援も展開するとしている。

posted by Mark at 23:56| Comment(0) | いい情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。